2022年3月6日に2年ぶりとなる東京マラソンが開催されました。
スタート直後から、先頭集団が世界記録ペースで走る好レースとなったのですが、レースの途中でコースを間違えるハプニングが発生しました。
いったい、なぜこんなありえないような間違いが起こったのでしょうか?
運営はどうだったのでしょうか?
調査してみたいと思います!
東京マラソン2021コース間違いの様子
ハプニングが起こったのは、レースが始まって10キロ過ぎ。
コースが大きく曲がるところで、中継車がコースを離れて、別ルートに移動していったのですが、誘導する白バイもそれにつられて右折し、選手も付いて行ってしまいました。
その時の動画がこちら。
コースミス原因推理
中継車は折り返しがきついので右折してコースのショートカットするが、本来のマラソンコースは左折。白バイ&選手は中継車についていってしまった。そんな感じに見えるな
#東京マラソン pic.twitter.com/5GxWz6ns5J— hidepon+🏃♂️⛰🚲 (@hidema2o) March 6, 2022
本来のコースは左折で、選手もすぐにそのことに気が付いてコースに戻ったのですが、およそ15秒ほどのロスが出たと思われます。
Twitter上でも、このことに対して驚きと批判の声が続出していました。
東京マラソンの先導ミス、15秒くらいのロスになってるな
最悪#東京マラソン
— えいせい (@eisei_shikoutei) March 6, 2022
コース間違えたのは猛反省点ですね。
有り得ないですよ。— ふたと (@TaD_cat2) March 6, 2022
確かに世界記録が出かどうかといった大事なレース中に、このミスは痛すぎますね。
運営に対して疑問の声があがっても仕方ないです。
なぜコース間違いが起こった?考えられる原因3つ!
それでは、なぜこのような間違いが起こったのでしょうか?
現時点で、考えられる原因が3つ考えられます。
・そもそもコースがややこしい!対策も不十分
・給水所が角の正面にあり、右折もコースのように見えた
詳しくみていきましょう。
白バイの確認ミス!いったん離脱する中継車についていった!
まず、一番の理由は白バイがコースを勘違いしてしまったことでしょう。
勘違いしてしまった原因は、中継車がいったんコースを離脱したことです。
レースは中継車の後に、白バイ、選手という順で走っていました。
ハプニングが起こった場所では、中継車はその先の折り返しがきついので、いったんコースを離脱して、違うルートを取ったのですが、その中継車に一台の白バイが付いて行ってしまいました。
10キロ付近でいったん左に曲がり、U字に折り返してきて、問題のT字路に戻ってくるコース取りとなっています。
これがそもそもの原因となったようですね。
コースの地図はこちら。
東京マラソン2021 #交通規制情報
本日3月6日(日)、交通規制が行われます。コース及び周辺道路は混雑しますので、車でのお出かけはご遠慮ください。ご迷惑をおかけしますが、皆さまのご協力をお願いします。#東京マラソン
▼詳細はこちら▼https://t.co/i4eS2riOGo pic.twitter.com/SHf9nDT8VL
— 東京マラソン財団【Keep On Running】 (@tokyo42195_org) March 5, 2022
10キロと書いてある、U字ピンのような部分ですね。
東京という町のなかで、交通規制などの制限もあるので、こうして折り返すことで、42.195キロという距離を作り出したのでしょう。
白バイも常に後方の選手の様子を見ながら走るという神経を使いながらの走行なので、このようなミスも起こりえます。
そもそも間違いが起きない仕組みがあればよかったのかもしれません。
そもそもコースがややこしい!対策も不十分
このコース取りは、様々な理由で折り返しを作ることになったのでしょう。
それは仕方なかったと思いますが、間違いがないように、人員やコーンを立てておくということはできなかったのか?という声があがっていました。
中継車が通るという事情で、解放されていたのだとは思いますが、白バイにはわかるように何か対策が欲しかったですね。
Twitter上の声がこちら。
なんであそこ、白バイや選手が通れるようにしてあったんだろう・・・
カラーコーンとかバリケードで防げたのでは。
— Chase (@Chase_K389) March 6, 2022
東京マラソン
コース間違い
2人の先導車(バイク)が間違えたのか…あの間違えそうなところは人を立たせて、先頭集団が通過してから、解放した方が次回からの対策になるかと思われる。
#東京マラソン #コース間違い— 有吉 (@youkichi_jp) March 6, 2022
給水所が角の正面にあり、右折もコースのように見えた
コースがいったん左折し、同じ場所に戻ってきたところで使う予定の、給水所が設けてありました。
その給水所がすでに用意され見えていて、そちらもコースとして存在しているので、見間違いが起きてしまったのでしょうね。
複合的な要因が重なって、このハプニングが起こったんですね。
トップ集団がコース間違えたのは完全に給水所を置く場所が悪いと思う
わっかりづれー場所だし
誘導する側もしっかりやれし
間違えて少しでも距離が増えるだけでも違ってくるんだからさ#東京マラソン— YUSAKU (A) (@h110418) March 6, 2022
コース間違いも関係ない!キプチョゲ選手は日本国内最高記録!
ありえないと思われるようなこのハプニングが起こったにもかかわらず、先頭集団はすぐにコースに戻り、ハイペースなレース展開を続けました。
その結果、キプチョゲ選手が日本国内最高記録をマークし優勝しましたね!
ちょっとのことでは動じない、冷静な走りはさすがです。
🏆東京マラソン優勝キプチョゲ選手
2時間2分40秒
強すぎるーー🤩✨#東京マラソン #キプチョゲ pic.twitter.com/GiLrzIWG1S— たむじょー🏃♂️ (@tamujo0402) March 6, 2022
やはり、これだけの実力のある選手になると、コース間違いのようなハプニングでも、動じることがないんですね。
それどころか、優勝後のインタビューでは、この記録が出たことに対して、こころからの感謝と喜びを伝えていました。
もう記録と人柄と、両方で神です!!
普段から、人柄も素晴らしいという解説の方の話にも出てきていました。
ゲストとしてレースを解説していた大迫傑さんも、キプチョゲ選手のことを「仙人」とよぶほど、人間的にも卓越しているようです。
まさにプロフェッショナルです。
大迫さんからキプチョゲへ質問
大迫さん「どうやったら長くコンスタントに結果が出せる選手になれるか?」
キプチョゲ「プロフェショナルであること。競技を愛すること。どこから来たのか、どこに行くのか、それを自覚して、自分を律して毎日走る。そしてインスピレーションを与え続ける」
— まさし@駅伝YouTube (@masa_tandf_you) March 6, 2022
まとめ
2022年3月6日に開催された、2年ぶりとなる東京マラソン。
10キロ付近でコース間違いのハプニングが起こってしまいました!
なぜこの間違いが起こったのかは、以下の3つの理由が考えられます。
・そもそもコースがややこしい!対策も不十分
・給水所が角の正面にあり、右折もコースのように見えた
複合的な要素が重なってしまいましたね。
白バイだけの責任でもないでしょう。
結果コース間違いが起こってしまったのは本当に残念ですが、先頭集団はすぐコースに戻り、結果キプチョゲ選手は日本国内最高記録を達成。
動じることなくレースを展開されたことは、本当に素晴らしかったです。
今後よりよい運営に改善されるのを期待したいですね!
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